2019.4.21日曜日
今大会も運営としては無事成功裏に終了しました。
大会の主役は選手達です。
最強を目指し率先して極真空手を引っ張っています。
ものすごい日々の努力です。
しかし彼らの活躍する大会は裏方のスタッフ、セコンド無くして大会成功はあり得ません。
選手は裏方がいて自分が輝く場所が与えられると言う事です。
今回私たちの道場は第四コートの運営を任され、岡戸師範代を中心に道場生一丸となって大会成功の一助となりました。
皆さん選手の頑張りを知っていますので、不自由なく気持ちよく試合をしてもらおうと必死です。
初日スタッフ。
二日目スタッフ。仕事等の都合で途中で退席した人もを含めて、たくさんの道場生がお手伝いをしてくれました。
毎回感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございます。
私達の道場は道場開設当時の約25年前から、東京で開催される本部主催の大会では、選手係に任命されています。
試合間近になった選手を呼び出しに行く係です。
今は岡戸、大庭師範代、分支部長、指導員を始め黒帯が先頭に立ち、道場生と連携を取りながら業務を行っています。
しかし当初は何も分からず大山総裁存命の頃から選手係をしていた宮崎先生に色々と教わっていました。
その頃宮崎先生から聞いたお話を一つ。
宮崎先生 「多一郎さん。大会の手伝いをしてきて色んな事があったけど、凄く感激したことがある。」
私「そうですか。どんなことです?」
宮崎先生「大会の手伝いを長年やっている中で、チャンピオンになった人で、私達裏方の所に足を運び謝辞を述べて帰った人が一人いる。」
当時私も裏方の大切さは理解していましたが、チャンピオンになりそこまで気遣いができる人がいるのは意外でした。
そこで。
私「そんな人がいたんですか!誰ですか?」
宮崎先生「それはね。松井館長。」
私はそれを聞いて納得以外の何も無く。
私「あぁ! そうでしょうね。」
と答え。
宮崎先生「あの時ほど感激したことはない。本当に嬉しかった。」
そう言われました。
大会開催の裏でスタッフの努力と負担は大変なものです。
自分達が支えた大会のチャンピオンの言葉です。
どれほど心に響いたか想像に難くありません。
もちろん全選手が大会スタッフへの感謝の気持ちを持っていると思います。
ただスタッフの集まっているところへ出向き、感謝の気持ちを言葉に出して伝えるのは、なかなか出来る事ではないと思います。
松井館長は度々、感謝や、気持ちは、形にしてしっかりと相手に伝えなければならないと言われます。
選手時代からそれを実践していたからこそ言える言葉なのだと思います。
大山総裁が大会を開催し、それを支えるスタッフ、支部長、関係者がいて選手は戦う事ができ、そして輝いていける。
それを当時から実感して知っておられたのだと思います。
私も道場生にこのような事こそ稽古を通して伝えなければならないと思います。
選手はスタッフの大切さを知り感謝しなければなりませんね。
スタッフは選手の勇姿を見て次は自分の番だ!と思い稽古を!
いずれは当道場からも心技体、全てに優れたチャンピオンを輩出して行きたいです。
スタッフの皆さん、選手の皆さん今大会も大変ご苦労様でした。
明日から稽古頑張りましょう!
押忍。
✏️師範杉村。