2020.10.15木曜日
稽古開始30分前。
前回のブログに記しましたが空手バカ一代を読む茶帯の先輩。
その横では稽古開始時間まで、自主的に型稽古をしている幼年のちびっ子オレンジ帯が2人。
私のところへ来て「師範何やれば良いの?」と聞いてきます。
オレンジ帯は平安1が課題型ですので「平安1を稽古しなさい」と私。
「もうできる」と2人。
私が教えているので平安1ができる事は知っています。
それどころか平安2も3もできています。
私としては形を覚えても、上達のために平安1をもっともっと打ち込んでもらいたいのですが。
しかし相手は幼稚園児と小学校に上がったばかりの2人。
上級の課題型を覚えるのが楽しくて仕方がない様子です。
「それでは平安2と3は」と私。
すると「それもできる」と返してきます。
やりたい事は分かっています。
2人の顔に書いてありますので。
私に「平安4を稽古しなさい」と言って貰いたいのです。
どんどん先の型を稽古するのは悪いことではありませんし、やる気のあるのは良いことです。
2人の思惑通り「平安4を稽古しなさい」と答えると。
「押忍!でも分かんない」との事。
と言う訳で稽古開始前に平安4を教えることにしました。
分かんないと言っていましたが大体の形は覚えています。
最後の決めの膝蹴りも上手です。丁寧に。
こちらは豪快に。
新しい型を教わり嬉しそうです。
私も同じ気持ち。
そうこうしているうちに続々と子供達が道場へやって来ました。
稽古開始です。
皆、型稽古に気持ちが入っていますが、その前に基本技の打ち込みと足腰の鍛錬を。苦しくても顔に出してはいけません。
これは大山倍達総裁の教え。
子供達も理解していますが大変です。
苦しさに歯を食いしばる子も。
良く頑張りました!
補強が終わり型稽古です。
何人かの先輩は近々に行われる予定の型試合に出場しますので指定型の平安5を稽古を。 真剣に打ち込む姿は試合への意気込みを感じさせます。
どのような形で試合開催になるかは未定ですが、普段の稽古の成果を存分に発揮して貰いたいです。
型稽古が終わり組手稽古に移りました。
11月28日に極真祭が開催されます。
少年部の組手試合も行われますので当道場の出場選手は最後の追い込みです。
先ずは優しく後輩に胸を貸します。
次は先輩同士で
ここからは試合に出場する先輩が最後の追い込み稽古を。
仲間達が心を鬼にして掛かり稽古の相手をします。 ひと月前に追い込み稽古を始めた当初はかなり苦しそうでしたが、今は体力も付き最後まで速い動きが途切れません。
試合迄あと一月と少々。
仲間に感謝の気持ちを忘れず頑張れ!
最後はお楽しみ⁉︎の補強です。
正拳突きで締めて稽古終了です。
皆んながそれぞれの目標を立て努力しています。
稽古の成果が実りますように!
押忍。
✏️師範杉村。