カナダに行くのは空手指導でも、プライベートでも初めてです。
これで指導に訪れた国は14ヶ国になり、振り返れば様々な思い出があります。
各国の道場生との出会い。
初めて交流する支部長方。
若い頃に大山倍達総裁の下、一緒に稽古した仲間との再会。
この中には支部長になり、私を指名して招待してくれる人もいます。
国が違えば街並み、空気感、食事なども様々。
今回も合宿、稽古を通して、何を見て感じ取れるか楽しみです。
それではカナダ合宿の旅、お付き合いください。
カナダへのフライトは2月20日。
18時発の飛行機でしたので、日中はトレーニングを。






暫くは自分本位の稽古、トレーニングはできませんので、たっぷり時間かけて行いました。
終わって身支度をし、時間に余裕を持って空港に向かいます。
目指すは成田からカナダバンクーバー国際空港です。
フライト時間は9時間弱。
寝ずに映画を観ていました。

のんびり好きな映画を観る時間は、あっという間に過ぎてカナダに無事到着しました。
カナダ初日。
バンクーバー国際空港に、午前10時に無事到着し、Corrigal師範にピックアップして頂きました。
カナダの支部長はStuart Corrigal(スチュワート・コリガル)師範71才です。
極真会館国際委員で、私より遥かに先輩になります。
先輩にあたる方の率いる支部への、合宿参加は今回が初めてです。
合宿地には明日飛行機で行くから、今晩はバンクーバー道場で稽古しよう!となり。
時間まではバンクーバー観光をさせて頂きました。
バンクーバーはご存知の方も多いかと思いますが、バラード海峡とバンクーバー湾沿いにはダウンタウン、自然豊かなスタンレーパーク、ヨットハーバーなど、都会と自然が一体となり、環境の良さ、生活の利便さが融合した人に優しい街並みに感じました。



Corrigal師範と2人で観光。
とても光栄な思いでした。

バンクーバーの街を一通り観光して、夜は稽古です。
バンクーバー・リッチモンド道場の一般稽古に参加させて頂きました。
海外支部の一般稽古に参加するのは、若い選手の時にあった気がしますが…あまり記憶になくとても楽しみです。
稽古時間は2時間。
準備体操を終えて、いよいよ稽古が始まります。
稽古はCorrigal師範の号令で進みますが、驚くほど号令が早く、打ち込む本数が多い、昔の本部道場スタイルです。
基本の動作は手技15種、足技11種×30本。
これが終わると体力作りの腕立て伏せ、ジャンピングスクワットなど。
ここまで40分も経たずに終わりました。



定置基本動作の打ち込みが終わり、次は運足での基本動作、移動稽古です。
これも号令が早く、立ち方も様々。
1つの打ち込み動作を100号令単位で稽古が進みます。




床も板の間ですし、池袋の総本部道場の稽古そのままです。
止めどなく流れ落ちる汗に、懐かしい思いを感じました。
ここまで1時間30分。
後の30分はCorrigal師範の技術稽古があり、とても興味深く勉強になりました。




大山倍達総裁から伝承され、長年に渡り練り上げた技は、美しく力強いものでした。
最後は記念写真を。



バンクーバー・リッチモンド道場の道場生と。
皆さんと共に汗を流し、厳しい稽古の良い思い出ができました。
いよいよ明日から合宿となります。
この続きは次回で。
またの閲覧よろしくお願いいたします。
押忍。
✏️師範杉村。