2019.11.18月曜日
飯田橋道場少年部も上級の帯を締める子が増えて来ました。
入門した頃は幼く楽しみながら空手を稽古していた子も、帯が上がるに連れて克己心が芽生えつつあります。
全力で稽古に打ち込み、辛い所から一つ前に踏み出そうとする姿が見て取れます。
総裁の言葉に「極意は自分自身で掴むもの」と言うものがあります。
先達者は空手の技も心も弟子に伝えることはできますが、強くなるかどうかは克己心を持ち稽古できるかによります。
稽古で苦しい所まで打ち込んだ時に、挫ける気持ちが湧き上がるのは人間誰しも同じです。
これは日常でも社会生活でも学業でも同じだと思います。
この気持ちに負けず打ち勝つ事をしなければ何事も大成しない、空手で言えば極意は掴めないぞ!と大山総裁は仰ったのだと思います。
空手とは稽古を通して自身の弱さを知り克服する作業だと思います。
道場訓にも[質実剛健を持って克己の精神を涵養する事]とあります。
教える子供達にこの芽生を感じれるのは嬉しい事です。
稽古には昨日の日曜日に埼玉県大会出場した子も参加。
大会終えた昨日の今日に稽古とは偉いです。
もちろん昇段を目指す先輩も参加です。
試合の興奮も覚めやらぬ今日、皆少々気持ちが上ずっています。
心を落ち着ける為に暫くの間、結び立ちから黙想をします。
気持ちも落ち着き稽古再開です。
基本動作を全員で力一杯打ち込みました。
苦しくても思いっきり打ち込む姿が見れます。
基本稽古が終わり組手に移ります。 昇段目指す先輩の蹴りがビュンビュン飛んできます。
もちろん怪我のない様にコントロールはしていますが。
後輩にはここでも負けない気持ちが⁉︎
少し前までは技を貰いっ放しになっていましたが、少しずつ技を返す様になって来ました。逃げたい気持ちをグッと堪えて蹴り返しています。
私にも経験がありますが、一つでも返せたことが自信に繋がっていきます。
後輩のチビッコも頑張っています。 埼玉県大会出場者同士もライバル心を持って!
最後は補強です。 バンバン飛んで身体能力を高めます。
空手の修行は厳しいですが克己心を持ち歩んで貰いたいです。
押忍。
✏️師範杉村。