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青春の国立競技場

2019.3.22金曜日

極真会館は代官山に立派な道場があります。

私も稽古や会議でよくお邪魔をします。

四谷道場で稽古指導がある時は、代官山から外苑西通りを抜け国立競技場の前を通って道場へ行きます。

左手にラーメンのホープ軒、右手に国立競技場です。

東京オリンピックの為に解体された競技場を見た時は少し寂しい気分になりました。

しかし最近は通るたびに競技場の形が出来上がってきています。

今は完成するのが楽しみです。

2018年11月7日の国立競技場。

2019年3月20日の国立競技場。当初は随分と近未来的な建物に設計されていましたが、最終的には随分と落ち着いて、元の競技場に近い形になった様です。

何故国立競技場の解体に感傷的になるかと言えば。

約30年前、選手として大会を目指していた頃、休み前の土曜日は、週の締めくくりの稽古を国立競技場トレーニングセンターで行なっていました。

当時の極真では有名だった地獄のトレセン稽古です。

国立競技場は皆さんが観るサッカーの試合場の周りに堀があり、そこにトレーニングセンターがありました。

国立ですので当時は3ヶ月で14,000円の格安でトレーニングでき、設備は古いですがフリーウエイトが充実しており、空手の補強として行うには充分な物でした。

ここには有名な厳しい先生が居て、この先生の号令で徹底的に身体を追い込みます。

メニューは準備体操としてジャンピングスクワット1000回から始まります。

その後ジャイアントサーキット。

まだまだ続きます…。

ここには本部、支部、他流の垣根なく、このトレーナーの先生にしごかれに有志が集まっていました。

練習後トレセンのお風呂で、シャンプーしようにも手が上がらず、髪を洗えなかったのは良い思い出です。

30年も前の事。本当に懐かしいです。

当時の形に近く完成しそうですが、帰らないものもありますね。

ノスタルジーを感じます。

完成したら是非一度足を運んでみようと思います。

できれば汗を流した仲間と共に。

押忍。

✏️師範杉村

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