2020.8.14金曜日
ランニングも順調に距離を伸ばし45kmに到達。
あと3日ありますので、お盆休み中の50kmランニングは達成できそうです。
今日の炎天下は補強に使う事にして、走りの前に脚を徹底的に鍛えます。
ヒンズースクワット、バーベルスクワット、ウォーキングランジ、ダンベルランジなどから。
脚がパンパンになる迄。
この後ジャンプを行い小休止です。
ここまで1時間弱。
ここからは空手で鍛えます。
前屈立ちをグッと落として太極1。
静止する時間は5秒程だと思いますが、一度の型で20挙動ありますので、十分に嫌えられます。
3回打ちましたが足のトレーニングの後ですので、最後は脚がブルブルです。
5秒が3秒⁉︎になっていたかもしれません。
締めは騎馬立ちで静止します。
これは時間を計り2分で3回。
かなり追い込まれ鍛錬不足を感じます。
30年程前の帯研での話。
大山総裁の指導の下、回転しての運足稽古も終わり型の稽古へ。
騎馬立ちで静止している時の事。
総裁から「もっと腰を落とせ!」と檄が飛びます。
本部道場の床は板貼りです。
サッと腰を落としますが板貼りの床は滑ります。
四苦八苦です。
そのうち総裁は苛々されだし。
「直れ〜い!」の号令。
「騎馬立ちは腿の上に人が乗ってもしっかり立てなければダメだよ!」とのお言葉。
身体の少々大きい私は指名を受け見本をする事に。
同体格の黒帯が私の肩に手を掛け、後ろから腿の付け根に乗ります。
床は滑るは重たいはで、騎馬立ちをキープするのは容易ではありません。
5分か10分か忘れましたが、力尽きかけ脚はガクガクです。
その様子を見て大山倍達総裁は「ワハハハっ!」と笑い出しました。
「はい!もういいです」の号令で終わりましたが、脚はガクガクです。
弱さを痛感し、情け無い気持ちになりました。
この稽古の前か後か?それとも違う日か忘れてしまいましたが、総裁がこんな逸話を語られました。
「昔沖縄の高名な空手の先生が、台風の日に畳を一枚持って屋根の上に登り、強風に畳を向け騎馬立ちで一日中立ったんだ」と。
「それを聞いた私も台風の日に屋根に登り、畳を抱え上げ立ってみたんだがね、半日しか立っていられなかったよ」
「これだけ鍛えた私が半日しか立てなかったんだから、あの先生が一日中立っていたのは嘘だよ!」と。
今でこそ見事なオチの付いた笑い話をしてくれたのだなと理解していますが、総裁が世界最強と信じて疑わない私は、総裁より凄い逸話の持ち主がいるなど、口惜しい思いで信じられませんでした。
帯研での話に戻りますが、騎馬立ちで半日立つ人から見れば、5分10分でブルブルしていては「何だお前は」と思われても仕方ありません。
それでも当時の私は騎馬立ちに意識は向きませんでした。
私が現在行う稽古、トレーニングは若い当時苦手で臭いものに蓋をしていたものをやり直しています。
稽古で言えば型、トレーニングではランニング、懸垂です。
型を使っての足腰の鍛錬が終わり。
ここからは型本来の鍛錬に移ります。
昨日の棒の型で上手くいかなかった所の反復からです。
型の一部を抜き出して打ち込みます。
徒手の型。
三戦。
最近は棒より徒手の型がしっくりきます。
私には波があるようで、どちらもしっくりとはいかないようです。
良くても悪くても、どちらにせよ全てに気を入れ稽古する他はありません。
この後は水風呂に浸かり、一休みしたら50kmの完遂目指して残り5kmのランニングです。
明日も稽古頑張ります!
押忍。
✏️師範杉村。

